2015年4月12日日曜日

Live!オーロラ・ドーム - 描き続けてきた夢の姿

24時間生放送中(オーロラ中継)
PC版: http://aulive.net

Twitter : http://twitter.com/Live_Aurora
mixiコミュ: http://mixi.jp/view_community.pl?id=222177
Facebook: https://www.facebook.com/auroralive
-------
オーロラドームで何を語る? こういう光景はいつ見ても嬉しいものだなぁ

ゴールデンイーグルス・ファンの年齢層の広さは印象的でした。プロ野球が企業広告経営から本格的に地域フランチャイズへ取り組み続けた結果でしょうか。地方都市こそプロ・スポーツは必要だと思いました。
こんにちは古賀祐三です。いつもお楽しみいただきありがとうございます。
2015年4月、早いものでLive!オーロラの9シーズン目が終ろうとしています。これからいつものようにアラスカでは白夜が訪れ、8月半ばから10シーズン目です。ニッチな分野ながら一つのデジタルコンテンツが10年持つというのは、相当異例です。本当にありがたい、皆様に改めて感謝申し上げます。

今年は1月にLive!オーロラ実現への道のりを記述した本をリリースさせていただきました。「そろそろ本でも書こうかな・・・」と思っていたタイミングで天文ガイドの編集長・片岡さんから、「うちで古賀さんの本を出しませんか?」とお話をいただいたのが切欠です。タイミングって本当に不思議。

そして、執筆した本でも紹介している2005年頃に描いたLive!オーロラの最終目標『専用ドーム空間』のイラストがあります。
プラネタリウムドームではない。出入り自由で立ち見や飲食も自由なドーム空間。街中にあり、ふとした切欠で何時でも訪れることができる。ドームに入ると、そこは「アラスカの今」に包まれている。

そして下の写真が、東北楽天ゴールデンイーグルスさんから、今回お話をいただいたイーグルスドーム。仙台駅からも歩ける好立地にゴールデンイーグルスのホームスタジアム、楽天Koboスタジアム宮城があり、新設されたイーグルスドームは敷地内の左中間スタンド外にあります。

仙台、東北の市民たちにとっての憩いとレジャーの場として親しまれている。イーグルスドームは写真左側に。
外から見ると野球場との比較から小さく見えますが、直径21mの大きな空間です。

楽天の方と夢のイラストを見ながら、

「これ、古賀さんの夢と同じものじゃないですか・・・。」

担当の方も驚いていました。僕も鳥肌を抑えられません。ドームのコンセプトから同じなのですから。

これまで実施してきたプラネタリウム・ドームでは、正直なところ「夢の実感」はありませんでした。今回はプラネタリウム・ドームとは一見同じドームに見えるものの、映像空間としての目的や方向性は技術面や運営コンセプトが全く違います。ここなら「本当に現地にいるかのような空間」を演出できる。

2009年に友人の建築家・鳴川肇氏とコンセプトから描いた「Night Sky Dome」
そしてこのイラスト。Live!オーロラ・ドームの具体的な準備は実は2009年頃から本格的にはじめていました。『存在しないなら、作れるところを探そう』と。
友人の建築家・鳴川肇氏や助川匠氏とコンペへの出展や営業を重ね、実現できる場所を模索し始めたのがこの頃です。このイラストは某企業の東京都内再開発事業へ出した企画。ダメ元どころか、本気で取り組んでいました。勿論、マーケティングからコンテンツプランも添えた企画書です。

しかし、どんなにプラネタリウム・ドームでの企画で満員御礼が続こうが、どんなに宇宙から見たオーロラ展で8年間、人を集めようが、なかなか前に進むことはありませんでした。


そして、今回のイーグルスドーム。Live!オーロラは9年目。情熱や熱意なんて言葉は疾走をしている間に40歳を過ぎてしまった僕には、いささか子供っぽい言葉なのかもしれませんが、不思議なもので何かが結合して進み始めるときはこういうものです。楽天の方が僕の夢を知っていたわけではありません。偶然、彼らが描いた図と僕の夢がリンクしたのだから。

夜のイーグルスドーム。17時-22時。野球観戦の合間に来られる人や、オーロラドームを楽しむために来られた人も

17時、オーロラBar スタート。薄暗くしたドーム空間にはLive!オーロラの全天周映像が。
オーロラBarに続々と。 試合の合間に訪れる人。オーロラBarや僕のデモ出演を楽しみに来られた人。
そして、古賀のデモ出演前になると立ち見が・・・、ありがとうございました。二日間で5000人近くのご来場者が!
ドーム内には本格的なBarコーナー。食事もお酒も充実しています。
ドーム内には本格的なBarコーナー。食事もお酒も充実しています。
「何にする?」 いい光景だ・・。こういうドームが欲しかった 
試合は連日延長の白熱した試合! 楽天の方からバックネット裏の特等席をいただきました。ピッチャーが投げる変化球、木製バットの音、守備の選手たちのフォーメーション、楽しすぎます。

7日は延長12回引き分け、8日は延長10回、ゴールデンイーグルスのサヨナラ勝ち!

さぁ、デモ出演のスタート!外の球場からは常に声援と戦いのエネルギーが。このシンクロはおもしろい。

古賀のデモ出演スタート!。お陰様でこうした出演は数え切れないほど行ってきたので、すっかり「場」を見た話や演出ができるようになりました。 実は、2006年当初は自分が人前に出ることは否定的だったのですが。
「皆さん、試合は観なくても良いのですか?」 → 「いいよー!(笑)」
デモの合間に全天周映像と音楽のコラボで、さらに異空間へ。

イーグルスドームの方の選曲は秀逸でした。そしてOPの方の腕も素晴らしい。僕の話と映像のタイミングに合わせたオペレーションには脱帽です。

全天が夢に包まれ、あちらこちらと見上げる人、歓声を上げる人、写真を撮る人。この光景はプラネタリウム・ドームで何度も見ていますが、この「自由な空間」はまた違った雰囲気が。

皆さんが試合のことを忘れて、この空間に浸っているのが心配になり、僕は手元のPCで試合をチェックw

デモ出演が終わっても、オーロラBarは続きます。

この夢、まだ続きます。とりあえずLive!オーロラ・9シーズン目の千秋楽は素晴らしい経験と共に迎えることができました。楽天の皆さん、東北の皆さん、Live!オーロラを見に来てくれた皆さんにも感謝申し上げます。またお会いしましょう。

こがゆうぞう

オーロラドーム 東北楽天ゴールデンイーグルス

開放型ドーム型全天周スクリーンを活用したコンテンツと演出、"来場者の動線”


おまけ


今回も仙台でゆっくりすることができなかったですが、先日のリハーサルで来た時に国分町でいただいた海の幸。安・旨は正義です。今度はゆっくり滞在したいなー。